今回、「GENTA The Watch Exhibition」において実際に店頭展示されるモデルのひとつが、『ランゲ1(Ref.191.032)』。このモデルの魅力をブティックの売り場を担当する前田さんに伺った。
「1994年の登場から常にA.ランゲ&ゾーネの代表コレクションといえば、やはりランゲ1でございます。ドイツ時計を代表するアイコンモデルといえるのではないでしょうか。独自のデザインによる美しさは誰もが魅了される一本です。
その特徴はひとつの文字盤に時分針、日付、スモールセコンド、パワーリザーブ表示など、多くの機能が搭載されているにも関わらず、個々の針と表示がひとつも重なりあわないという計算され尽くしたレイアウトを採用していることです。この卓越したデザインによって、読み取りが容易で、どの角度から眺めても美しさが際立つモデルとなっています。その『ランゲ1』の中でも、特に私のおすすめは『ランゲ1 Ref.191.032』です。これはケースが18Kピンクゴールドを採用しており、ケース径は38.5mm。このケースの優しいピンクゴールドのカラーが日本人の肌と馴染みがとても良く、絶妙なサイズ感のケースがピタリと腕に収まって最上の装着感をお楽しみいただけるのです」
A.ランゲ&ゾーネのことを知り尽くした担当者がおすすめするランゲならではの特徴を満載した『ランゲ1(Ref.191.032)』。是非、ブティックにてその魅力を確認していただきたい。
数あるA.ランゲ&ゾーネの現行コレクションの中にあって、ある意味、異端ともいえる特異な表示機能を装備するモデルが、『ツァイトヴェルク(Ref.142.025)』である。このモデルの特徴と魅力は、どこにあるのだろうか?
「一瞬で目を奪われる機械式デジタル表示の窓は、左から「時」を、右から「分」を瞬時に教えてくれます。ただ、これまでのデジタル表示モデルは、どことなくチープな印象になりがちでしたが、このモデルでは他社にはないA.ランゲ&ゾーネの圧倒的な風格と高級感を兼ね備えています。その理由のひとつは、白く輝くプラチナ製のケースであり、そしてドイツ時計ならではの繊細な作りが感じられるためです。
機能的にも目を見張るものがあります。文字盤左右に設置された時刻表示の窓は、瞬転式になっているため、時刻の切り替わりが瞬時に行われ、そこに一種の爽快感が感じられることがこのモデルの醍醐味となっています。この瞬転式の時刻切り替えという機構は、非常に難易度の高いもので、ここでもA.ランゲ&ゾーネの技術力の凄みを感じていただけると思います。
今回、幸いにもドイツからサンプルが届いていますから、店頭でその切り替わりの瞬間をご覧いただき、お楽しみいただければ幸いですね」
A.ランゲ&ゾーネの創業者アドルフ・ランゲの生誕年にちなんで命名された『1815』ファミリーは、1990年にブランドが復活し、1994年に復活後最初に発表されたコレクションの時代から現在まで継続する、A.ランゲ&ゾーネを代表するシリーズのひとつとなっている。その伝統のコレクションに属する『1815アニュアルカレンダー(Ref.238.026 E)』は、シンプルな造形の18Kホワイトゴールド製ケースに、実用性に優れたアニュアルカレンダー機構を搭載したデイリーユースに最適なモデルに仕上がっている。
「このモデルにはアニュアルカレンダー機構(年次カレンダー機構)が備わっているため、日付の調節は1年に一回、2月から3月になるときのみ必要で、他の月では調節の必要がないため、毎日着けて楽しんでいただく”デイリーユースの時計“として最適なモデルとなっています。
また、デザイン面でもベゼルの内側に沿ってグルリと走るレイウェイモチーフの分目盛がA.ランゲ&ゾーネの伝統を受け継いだモデルであることを物語っています。
しかも、日付、曜日および月の表示に、それぞれ専用の表示針を備え、月の満ち欠けを示すムーンフェイズ表示も装備しており、シンプルなだけではない、ワンランク上のコンプリケーション・モデルが欲しいという方にもおすすめです。
特に、このモデルに搭載されているムーンフェイズ機構の精密さは特筆ものです。29日の周期で満ち欠けを繰り返す月の姿を正確に表示しながら、その誤差が1日分に累積するのに122.6年という気の遠くなるような歳月がかかるのです。これは緻密な計算にもとづいて設計を行った、A.ランゲ&ゾーネならではの卓越した高精度機構といえるでしょう。
そして、このような複雑機構を備えながらも、すっきりとまとめられた文字盤によって、スーツはもちろん、少しくだけたオフィスカジュアルや、休日のリラックスしたコーディネイトにも合わせやすいモデルとなっているのが、この『1815アニュアルカレンダー』の特徴です」
実用性とファッション性を兼ね備えた注目のコンプリケーション。それがこの『1815アニュアルカレンダー(Ref.238.026 E)』なのである。