“ベリーレア”なマニュファクチュールの真髄を伝える H.Moser＆Cie. Exhibition in GWE開催

　2022年にH. モーザーが発表した「パイオニア・シリンドリカル トゥールビヨン スケルトン」は、大胆なスケルトン仕様に加え、特殊なヒゲゼンマイを装備するトゥールビヨン搭載モデルである。この円筒形のシリンドリカル・ヘアスプリングは、かつて世界の海を航海する船舶で正確な時刻を示した高精度なマリンクロノメーターに採用された。特徴は円筒形のヒゲゼンマイが同心円状に伸縮することで重心移動が少なく、等時性が向上すること。だが製作が難しく、スペースも必要なため腕時計に採用されることは滅多にない。しかし、H.モーザーはこの特殊なヒゲゼンマイをトゥールビヨンと組み合わせ極限まで精度を高めることに成功した。

　さらにこのモデルはファンキーブルー フュメ仕上げのスモール・ダイアルで時刻を表示することで、大胆なスケルトン化を実現。

　ダイアルには高輝度な蓄光素材スーパールミノヴァ®を混合した新素材グロボライト®のインデックスを配し、高い視認性を確保する。しかも複雑モデルながら12気圧防水を実現し、74時間もの長いパワーリザーブを持つ自動巻きムーブメントを搭載することで、タフでありながら繊細かつ高精度という新しいスケルトンの姿を提示したエポックメイキングなモデルである。

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• パイオニア・シリンドリカル トゥールビヨン スケルトン
  税込 14,135,000円

  品　番	3811-1200
  ムーブメント	自動巻き
  ケース素材	ステンレススチール
  ケース径	42.8mm
  防　水	12気圧防水
  機能・特徴	ミニッツ フライング トゥールビヨン 2 つのブレゲカーブを設けた円筒形ヘアスプリング 18Kレッドゴールド製フルスケルトンローター グロボライト®インサート付きの時分針 グロボライト®製インデックス

　H.モーザーが2006年に復活後初のコレクションを発表した時からブランドの代名詞となったのが、シンプルさを極め複雑時計の常識を覆した「パーペチュアル 1（ワン）」である。このモデルは永久カレンダーにつきもののサブダイアルや小窓がなく、ダイアルには通常の時分針とスモールセコンド、パワーリザーブ表示、ビッグデイト表示程度。だが、注意深く見ると時分針の根本に小さな針がある。これが実は月表示の針。　さらに独自の「ダブルプルクラウン機構」と「フラッシュ・カレンダー機構」を搭載し、閏年も含め毎年2月末から3月の切り替えも自動で行い、いつでも日時の送りと戻しが行えると斬新なメカニズムが採用された。

　ダイアルはロゴや12時と6時以外のインデックスを排し、ゴールドのプレートに打痕模様を打ち込み4種の色の異なる釉薬を塗布して高温で合計12回も焼成して豊かな階調を生み出したアビスブルーの「グラン・フー」エナメル。ケースはアンスラサイトカラーに彩られたタンタルだが、融点が高く加工が難しいタンタルは時計ケースに採用されるのは極めて稀。H.モーザーがこの素材を採用したのも、このモデルが初という極めてレアなモデルである。

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• エンデバー・パーペチュアルカレンダー タンタル ブルーエナメル
  税込 13,420,000円

  品　番	1800-2000
  ムーブメント	手巻き
  ケース素材	タンタル／ステンレススチール（ケースバック）
  ケース径	42.0mm
  防　水	日常生活防水
  機能・特徴	パーペチュアルカレンダー ビックデイト表示 センター針の月表示 ダブルヘアスプリング 6時位置のスモールセコンド 9時位置のパワーリザーブ表示 ムーブメント側の閏年表示 クーズーストラップ