シャフハウゼンの文化がこの時計に宿っている機械式時計は必ず人の手から生まれるので、時計の個性を語るうえで製造拠点は外せない要素だ。IWCの時計がつくられるのは、スイス北部の街シャフハウゼン。ライン川の中継貿易地点として発展し、古い街並みが残っており、どこかのんびりした雰囲気がある。人気モデル「ポルトギーゼ」の新作は、このシャフハウゼンの街に広がる空の色からインスピレーションを受けたダイヤルが特徴。このモデルは黒曜石を意味する「オブシディアン」という名称で、イメージしたのは黒々とした夜空。針などをゴールドにすることで、きらめく街の光を表現する。美しい時計は、街の文化とつながっている。その地に思いを馳せながら時計を愛でるのはとても贅沢なことだ。1717 ポルトギーゼ・オートマティック 42税込 3,756,500 円紳士用、自動巻き、18KRGケース、径42.4mm、5気圧防水、パワーリザーブ約168時間、サファイアクリスタル・バック
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