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パルミジャーニ・フルリエの珠玉のタイムピース
“神の手を持つ時計師”が創設した
本格マニュファクチュール「パルミジャーニ・フルリエ」
「時計の谷」として知られるスイス・ヌーシャテル州のヴァル・ド・トラヴェールの中心地フルリエに近いクヴェの町で生まれたミシェル・パルミジャーニは、時計師よりもさらに⾼度な免許である修復師としての修行を終えた後、1976年にアンティーク時計の修復工房を設立した。やがて、その高い技術が認められ、「ロマノフ家の秘宝」として知られるファベルジェのイースターエッグなど、ゼンマイで動くオートマタや古典時計の美術品コレクションを保有するサンド・ファミリー財団からコレクションの修復と管理を委ねられる。そして1996年、財団からのバックアップを得て「パルミジャーニ・フルリエ」として初のコレクションを発表し、ブランドがスタートした。
やがて「パルミジャーニ・フルリエ」は、美しい外装に高い精度と機能を搭載するタイムピースを次々実現。これは特にミシェル・パルミジャーニがデザイン(設計)の基本理念とする「フィボナッチ数列」によるところが大きい。このフィボナッチ数列とは、イタリアの数学者レオナルド・フィボナッチに因んで命名された黄金比。これにより「パルミジャーニ・フルリエ」が生み出すタイムピースは、黄金比に由来する独特の美しさと存在感を獲得するに至ったのである。
さらに「パルミジャーニ・フルリエ」は2000~2005年にかけてケースメーカーやムーブメント部品メーカーをグループ傘下に収め、時計製造にまつわる、ほぼすべての部門の垂直統合を実現。これにより世界有数の本格マニュファクチュールとなったのである。
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ミシェル・パルミジャーニ
1950年、スイス・ヌーシャテル州生まれ。ラ・ショー・ド・フォンの時計学校を卒業後、修復師としての修行期間を終え、⾃⾝で時計製作も続けながらアンティーク時計の修復専門工房を設立。1996年、サンド財団の後援を受けて自身のブランド「パルミジャーニ・フルリエ」をスタートさせて数々の名作を開発。現在もはメゾンの修復部⾨を主にディレクションしている。
独創的な機構を搭載する
生活に寄り添うエレガントな複雑時計
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このモデルにはロジウム加工されたゴールドの時分針で通常の時刻を表示。この分針の下にはローズゴールドの、もうひとつの分針が隠され、ケース左側面8時位置のボタンを押すことで5分単位で、10時位置のボタンを押すことで1分単位でローズゴールドの分針を動かすことができる。これによりある予定までの時間を任意に設定でき、ロジウムプレートの分針がローズゴールドの分針に重なれば設定時間が経過したことを意味するのである。
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そして、この移動した針はリューズ同軸のローズゴールドのプッシャーを押すことで元の位置に戻る。
この独創的な機構の発明により、ケース外周に装備される回転ベゼルのような機構ではなく、極めて控えめかつエレガントなカウントダウンタイマーの機能をもつ時計が誕⽣した。
それ故、「トンダ PF ミニッツ ラトラパンテ」の意匠は極めてベーシックかつ落ち着いたもの。ダイアルには「バーリーコーン」と呼ばれるきめ細かな網目模様を刻み、サンドグレーに着色されている。そしてベゼルに刻まれた225本のローレットが最上級のエレガンスを訴求する。
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トンダ PF ミニッツ ラトラパンテ
税込 4,389,000円品 番 PFC904-1020001-100182 ムーブメント 自動巻き キャリバー PF052 ケース素材 ポリッシュ/サテン仕上げのステンレススティール、プラチナ950 製ローレット加工ベゼル ケースサイズ 40mm 防 水 60m パワーリザーブ 48時間 文字盤 サンドグレー ガラス ARunic 反射防止加工サファイアクリスタル ストラップ素材 ポリッシュ/サテン仕上げのステンレススティール
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パルミジャーニ・フルリエのムーブメント開発・製造を担うヴォーシェ・マニュファクチュール・フルリエで開発と製造が行われる自動巻きの「Cal.PF052」には、世界初の独創的な2本の分針によるタイマー機能が搭載されている。巻き上げローターはムーブメントに埋め込まれたマイクロローター仕様。地板のペルラージュ装飾、ブリッジのコート・ド・ジュネーブ装飾、そしてマイクロローターにはバーリーコーン(⻨の穂)パターンのエングレービングが施されている。
最上級のエレガンスを体現する
パルミジャーニ・フルリエのフラッグシップ
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パルミジャーニ・フルリエを代表するコレクション「トンダ PF スポーツ」の中でも、もっともベーシックな三針デイトモデルが、この「トンダ PF スポーツ オートマティック」である。なんといっても目を引くのがベゼルに施されたローレット加工。通常、「トンダ PF」コレクションでは225本の溝が彫り込まれているが、このモデルの刻みは160本。それだけにより大胆に光を反射し、スポーティな雰囲気を盛り上げている。 もうひとつの特徴が繊細なギョーシェ装飾によるダイアル。伝統的なギョーシェマシンを職人が手で操作することで「クル・トリアンギュレール」と呼ばれる緻密なパターンが彫り込まれている。このダイアルには「パルミジャーニ・フルリエ」を象徴する「PF」のマーク以外、なんの表示もないが、その意匠と存在感のみによって「パルミジャーニ・フルリエ」の作品だと理解できる。
また時刻の指標となる立体的なゴールドのアワーマーカーには、通常とは異なるブラックのスーパールミノバが塗布され、夜間や暗闇で発光して確かな視認性を確保する。
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トンダ PF スポーツ オートマティック ローズゴールド
税込 5,489,000円品 番 PFC930-2020001-400182 ムーブメント 自動巻き キャリバー PF770 ケース素材 ポリッシュ/サテン仕上げの18K ローズゴールド、ローレット加工ベゼル ケースサイズ 41mm 防 水 100m パワーリザーブ 60時間 文字盤 シルバー ガラス ARunic 反射防止加工サファイアクリスタル ストラップ素材 ブラックラバーストラップ
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「トンダ PF スポーツ オートマティック」に搭載されるのは、「パルミジャーニ・フルリエ」が自社で開発・製造を行う「Cal.PF770」。同社はムーブメントをはじめ、時計にまつわるほぼすべての部品を製造する会社を垂直統合することで、時計の一貫生産を実現した極めて珍しい時計メーカー。主ゼンマイをふたつ備えるダブルバレルにより60時間の長いパワーリザーブを確保。外観も緻密なコート・ド・ジュネーブの装飾や面取りされたエッジなど、高級時計にふさわしい最上級の仕上げが施されている。巻き上げローターは巻き上げ効率に優れる22Kローズゴールドを採用。
高い機能性と視認性を誇る
スポーティなクロノグラフ
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ブランドを代表する「トンダ PF スポーツ」のコレクションの中で、高い人気を誇るのが「トンダ PF スポーツ クロノグラフ」。ケース径は42mm。ベーシックな三針デイトのモデルに比べ、1mm大きくすることでクロノグラフの細かな表示まで用意に読み取ることのできる視認性を向上させた。また、ベゼルのローレットは同じく一周160本。その美しい光のきらめきがスポーティなクロノグラフとしての存在感をより一層高めてくれる。
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ダイアルのギョーシェ装飾は職人による手彫りの「クル・トリアンギュレール」パターン。このベースの上にブラックのインダイアルを配置することで、その印象をより深いものとしている。
デイト表示はダイアルのシンメトリーなバランスを崩さないよう4時と5時のインデックスの間に配置。その表示のベースがインダイアルと同じブラックであることにも注目していただきたい。さらに立体的なロジウムプレートのアワーマーカー(インデックス)にはブラックのスーパールミノバを塗布し、ダイアル全体の調和を保つよう配慮されている。
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トンダ PF スポーツ クロノグラフ
税込 4,158,000円品 番 PFC931-1020001-400182 ムーブメント 自動巻き キャリバー PF070 ケース素材 ポリッシュ/サテン仕上げのステンレススティール、ローレット加工ベゼル ケースサイズ 42mm 防 水 100m パワーリザーブ 65時間 文字盤 シルバー & ブラック ガラス ARunic 反射防止加工サファイアクリスタル ストラップ素材 ブラックラバーストラップ
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「トンダ PF スポーツ クロノグラフ」の搭載ムーブメントは、やはりパルミジャーニ・フルリエ自社製造による「Cal.PF070」。36,000振動/時(10振動/秒)というハイビートで時を刻む、この自動巻きクロノグラフ・ムーブメントはスイスの公的な精度検定機関COSCのテストをパスした公認クロノメーターであり、65時間という長いパワーリザーブを保有する精度と実用性に優れたキャリバーだ。また、高品位なクロノグラフに必須といわれる垂直クラッチとコラムホイールを装備し、確かな操作性と確実性をも確保。巻き上げローターは比重が高く巻き上げ効率に優れる22Kローズゴールドを採用している。
重なった2本の時針操作で
ふたつの地域の時刻を示すGMTモデル
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「ラトラパンテ」とは通常、2本のクロノグラフ秒針で複数の経過時間を測定する機能を指すが、パルミジャーニ・フルリエの「トンダ PF GMT ラトラパンテ」では、2本の時針によって異なる地域の時刻を示すGMT(デュアルタイム)機構の名称として用いている。つまりケース側面7時位置のプッシュボタンを押すと、ゴールドにロジウムプレートを施したローカルタイム針が1時間進み、その下に隠れていたローズゴールドのホームタイム針が現れ、二地域の時刻を表示するのだ。
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さらにリューズと同軸にしつらえられたローズゴールドのボタンを押すことで、ロジウムの時針がローズゴールドの時針の上に移動して一体化し、ローカルタイムの時刻だけを示す。このような極めて簡易な操作でホームタイムとローカルタイムの表示を行える、革新的な機構が搭載されている。
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また、このモデルのダイアルには「パルミジャーニ・フルリエ」のシンボルであるPFのマークのみを表示。さらにローレットの刻みは225本という緻密さを誇り、その繊細な溝彫り加工によって、控えめながら最上級のエレガンスが表現されている。
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トンダ PF GMT ラトラパンテ
税込 4,235,000円品 番 PFC905-1020001-100182 ムーブメント 自動巻き キャリバー PF051 ケース素材 ポリッシュ/サテン仕上げのステンレススティール、プラチナ950 製ローレット加工ベゼル ケースサイズ 40mm 防 水 60m パワーリザーブ 48時間 文字盤 ミラノブルー ガラス ARunic 反射防止加工サファイアクリスタル ストラップ素材 ポリッシュ/サテン仕上げのステンレススティール
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縦にストライプ模様を入れたコート・ド・ジュネーブ装飾が施された「トンダ PF GMT ラトラパンテ」の搭載ムーブメント「Cal.PF051」は、その美しさと精密さを、ムーブメント自体に巻き上げローターを埋め込んだ“マイクロローター”と呼ばれる仕様によって、より楽しむことができる。振動数は21,600振動/時(6振動/秒)というロービート。パワーリザーブは48時間となっている。