創業145周年を迎えたセイコー
感動をもたらす理想の逸品に出会うフェア
構成・文:名畑政治 / Composition & Text:Masaharu Nabata
海外のインフレーションや円安など、かつては身近な存在だった舶来時計が次第に遠のく感が強い昨今。そこで、高い機能性や独創性溢れるデザインによって、国産時計の人気と存在感が日に日に高まっています。また、一時は携帯時計の普及により腕時計で時間を見る機会が減り、もはやその需要と人気が復活することは難しいとさえいわれていましたが、最近では再び若い方を中心に腕時計をすることのスタイリッシュさが再評価されつつあるようです。
そこで大丸心斎橋店のセイコーウオッチサロンでは3月初旬、最新の注目モデルを集めて「セイコーフェア」を開催します。
今回のフェアではセイコーが生み出したリーズナブルでありながら世界水準を凌駕する機能性とデザイン性を兼備する、コストパフォーマンスに優れた人気コレクションを中心に展開。
特に今年はセイコーが創業して145周年となるアニバーサリー・イヤーでもあり、その独自性や機能性は世界各国で高く評価されています。
そんな歴史と伝統を背景に世界最先端の技術を自ら開発し、時計界をリードする日本のセイコー。今回のフェアをきっかけに、そんなセイコーのファンになっていただけたなら、これ以上の喜びはありません。
美しい都市の情景を体現した
アヴァンギャルドなバナックの世界
1961年に「キングセイコー」の登場から11年後の1972年、既存のキングセイコーのイメージを覆す斬新なモデルが登場した。それが鮮やかなダイヤルのカラーリングや斬新な多面形のケースデザインが異彩を放つ「VANAC」である。このモデルが2025年、約半世紀の時を経て復活。
コンセプトは「キングセイコー」の誕生地である東京に広がる壮大な地平線 “Tokyo Horizon”。
これに象徴されるように 「キングセイコー VANAC SDKV001」のダイヤルは、水平に広がるストライプの型打パターンを用い、東京の夕暮れ時を思わせるパープルに彩られている。1970年代の「VANAC」のベゼルに着想を得た「インデックスリング」(インデックスの役割を果たすリング状の別体パーツ)を採用。縁が輝くこのリングに立体的な分目盛を施し、時分針にはルミブライトを施している。また12時のインデックスと秒針のカウンターウェイトには「VANAC」の頭文字「V」のシルエットがかたどられている。
ケースとブレスレットの造形も先鋭的。ダイナミックなケースから一体となってブレスレットが連なり、鏡面仕上げとヘアライン仕上げを短いピッチで組み合わせたコマがダイヤルの型打ち模様と共鳴し、水平ラインが際立つデザインも特徴。
ムーブメントはセイコーの現行機械式キャリバーではもっとも安定した精度(日差+10秒~-5秒)を持ち、72時間のパワーリザーブも実現した「Cal.8L45」を搭載。「キングセイコー」復活後、初のシースルーバックを採用し、メカニカルの美しさを存分に堪能できる。
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キングセイコー VANAC
品 番 SDKV001 ケースサイズ 41.0mm ケース素材 ステンレス
裏ぶた ステンレスとサファイアガラス防水性 日常生活用強化防水(10気圧) 駆動方式 メカニカル 自動巻(手巻つき) 機 能 ・振動数:28,800振動/時(8振動/秒)
・秒針停止機能
・カレンダー(日付)機能つき価 格 税込 396,000円 備 考 セイコーウオッチサロン専用モデル
ヘリテージデザインを継承する
美しき特別仕様のダイバーズ
国産ダイバーズウオッチの歴史は1965年に発売されたモデルに始まる。このモデルの誕生は信頼性、安全性を追求するセイコーのダイバーズウオッチの幕開けとなり、その3年後となる1968年には当時世界最高水準のハイビート(10振動)300m空気潜水防水モデルが誕生。
その後も、セイコーは独自の技術とノウハウを結集し、数々の革新的なダイバーズウオッチを生み出し、多くの冒険家や探検家に愛用され、地球上の過酷な環境下での信頼性を証明しつづけている。
これらのモデルの意匠は現代のセイコーダイバーズウオッチにも受け継がれており、今回紹介するSBEJ021もその1本だ。
ケースは上記の1968年に登場したモデルを受け継ぐ力強さと繊細さを兼備。マット仕上げをベースに鏡面仕上げを随所に施すことで立体的な造形美が際立つ。またリューズは腕の動きを妨げない4時の位置にレイアウトしているのも大きな特徴。
ダイヤルは海底に差し込む光をイメージしたニュアンスに富んだブルーグレーを採用し、そこにルミブライトを施した力強い時分針とゴールドカラーのGMT針を配置。このGMT針により第二時間帯の表示が可能となり、オンオフ問わず幅広い活用が可能だ。
しかも、このモデルは、プロスペックスコンセプトコーナーを設置する日本国内の限られたショップでしか手に入らないスペシャルカラーとなっているため希少性も見逃せない。
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プロスペックス ダイバーズ 1968 ヘリテージ GMT
品 番 SBEJ021 ケースサイズ 42.0mm ケース素材 ステンレス (ベゼル:セラミックス表示板) 防水性 200m空気潜水用防水 駆動方式 メカニカル 自動巻(手巻つき) 機 能 ・24時針(デュアルタイム表示機能)
・秒針停止機能価 格 税込 218,900円 備 考 プロスペックスコンセプトコーナー専用モデル
伝統と革新が融合した
現代の名品時計“KSK”
1961年に「キングセイコー」が誕生するが、1965年に登場したのが、“KSK”と呼ばれる2代目キングセイコーである。このモデルは初代にはなかった防水性能や秒針規正装置を備えるなど機能面での進化に加え、シンプルで視認性に優れたダイヤルのレイアウトや、よりシャープさを際立たせたケースの造形、ボックス型のガラスなど、後の「キングセイコー」につながる独自性溢れるデザインを確立したことで高く評価された。
「キングセイコー KSK SDKA005」は、1965年に登場した“KSK”の意匠を継承しつつ、堂々とした太く長い3面カットの時分針を採用するなど、持ち前の視認性の高さと高級感をさらに高めた現代のモデル。
キリッとした多面カットが施されたステンレス製ケースは鏡面仕上げとヘアライン仕上げを巧みに組み合わせ、オリジナルデザインを踏襲しつつ、現代的なスタイリングを実現している。
しかも、このモデルにはセイコーの現行ムーブメントでもっとも薄い自動巻ムーブメント「Cal.6L35」を搭載。加えてケース構造と風防を改良することにより、オリジナルの”KSK“より、さらに0.2mmの薄型化を実現した。これによって快適な装着感が楽しめることはいうまでもない。
かつての国産高級時計の味わい深いスタイルを受け継ぎながら、そこに確かな技術と機能の進化を盛り込んで生まれ変わった現代の“KSK”。その誇りとヘリテージを是非、ご自身で体感していただきたい。
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キングセイコー KSK
品 番 SDKA005 ケースサイズ 38.6mm ケース素材 ステンレス 防水性 日常生活用強化防水(5気圧) 駆動方式 メカニカル 自動巻(手巻つき) 機 能 ・秒針停止機能
・カレンダー(日付)機能つき価 格 税込 418,000円 備 考 セイコーウオッチサロン専用モデル
