文:名畑 政治 / Text:Nabata Masaharu
世界の名作・傑作タイムピースを一同に集めた時計の聖地・松坂屋名古屋店 北館5階 GENTA the Watchにおいて、A.ランゲ&ゾーネの直営ブティックが誕生してちょうど1年。これを記念して、普段はなかなか見ることができないA.ランゲ&ゾーネのマスターピースを集めたアニバーサリー・イベント< The LANGE Experience >が開催される。
今回は、2025年に発表されたばかりの「1815」や「ツァイトヴェルク・デイト」などを含むA.ランゲ&ゾーネの代表的なモデルをずらりとそろえ、ゆっくりとお手に取ってご覧いただける機会となっている。その開催期間は2025年9月25日(木)から10月12日(日)まで。今回のイベントは完全予約制となっているので、このチャンスを逃すことなく、是非、ご予約の上、ご来店いただきたいのである。
< The LANGE Experience >
開催期間:2025年9月25日(木)~10月12日(日)
A.ランゲ&ゾーネの直営ブティックオープン1周年を記念して普段はなかなか見ることができないA.ランゲ&ゾーネのマスターピースを集めたアニバーサリー・イベントを開催。
期間中は完全予約制のためご来店前にご予約いただきますようよろしくお願いいたします。
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A.ランゲ&ゾーネの伝統を体現する
クール&シックな「1815」新作コレクション
A.ランゲ&ゾーネの「1815」はA.ランゲ&ゾーネの伝統と価値観を現代的に解釈したモデル。なぜなら「1815」という名称はドイツ・グラスヒュッテにおける時計製造の創始者でありA.ランゲ&ゾーネ創業者でもあるフェルディナント・アドルフ・ランゲの誕生年にちなむのである。
ケース径は控えめな34mm。厚さも6.4mmに抑えられ、極めて快適な装着感が楽しめる。ケース素材は、18Kホワイトゴールドと18Kピンクゴールドの2種が用意されている。
インデックスはアラビア数字を採用。鉄道線路を思わせることから「レイルウェイ」と呼ばれる分の目盛りや6時位置の大ぶりなスモールセコンドがA.ランゲ&ゾーネがかつて製造した懐中時計を思わせる。
ムーブメントはA.ランゲ&ゾーネの自社開発による「Cal.L152.1」。マニュファクチュールの復活以来75番目となる自社製の手巻きキャリバーは、フリースプラング式ヒゲゼンマイを装備し、高精度な調速機や大きなチラネジを備えたテンプによって72時間というロングパワーリザーブを保有し、高い精度と安定性を保証。この美しいムーブメントは、サファイアクリスタルがはめ込まれたシースルー仕様のケースバックからつぶさに観察できる。
そしてホワイトゴールドのモデルにはブルーのレザーベルト、ピンクゴールドのモデルには温かな色調のレディッシュブラウンのベルトが付属する。(ブルーのレザーベルトを着けることも可能)
- MODEL DETAIL -

-
1815
税込 3,850,000円
品 番 |
220.037 |
ムーブメント |
手巻き |
パワーリザーブ |
72時間 |
ケース素材 |
18Kピンクゴールド |
ケースサイズ |
34mm |
防 水 |
3気圧 |
ストラップ |
アリゲーターレザー |

-
1815
税込 3,850,000円
品 番 |
220.028 |
ムーブメント |
手巻き |
パワーリザーブ |
72時間 |
ケース素材 |
18Kホワイトゴールド |
ケースサイズ |
34mm |
防 水 |
3気圧 |
ストラップ |
アリゲーターレザー |
日付表示の新たな可能性を提示した
「ツァイトヴェルク・デイト」の最新作
A.ランゲ&ゾーネを代表する機械式デジタル表示モデル「ツァイトヴェルク」のコレクションに新たなモデルが登場。従来、ダイアル外周のデイト表示というと、そこに記された日付の数字を針が回転して指し示す「ポインターデイト(指針式日付表示)」が通常だが、2019年発表の「ツァイトヴェルク・デイト」では、ダイアルの外周に1から31までの数字がプリントされたガラス製の日付リングを装備し、リングの下にある小さな赤色のパーツが深夜0時に瞬時に作動して次の日付を示すという画期的なシステムが開発された。この「ツァイトヴェルク・デイト」の誕生から6年後、グレーのダイアルを装備する18Kピンクゴールドのモデルが誕生。これは18Kピンクゴールドのケースにグレーのダイヤルを組み合わせたツァイトヴェルクファミリーでは初めてのモデルとなっている。
時刻表示は左の窓で時、右の窓で分を示し、6時位置にはスモールセコンド、12時位置にはゼンマイの巻き上げ状況を示すパワーリザーブインジケーターを設置。ケース4時位置にある調整ボタンで時の表示のみを進めることが可能だ。
搭載されるのはA.ランゲ&ゾーネの自社製ムーブメント「Cal.L043.8」。18,000回振動/時(5振動/秒)のロービートで時を刻むこのムーブメントは、ふたつの主ゼンマイを持つツインバレル仕様で、72時間のパワーリザーブを確保し、高い精度と安定性を提供してくれる。
- MODEL DETAIL -

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ツァイトヴェルク・デイト
品 番 |
148.033 |
ムーブメント |
手巻き |
パワーリザーブ |
72時間 |
ケース素材 |
18Kピンクゴールド |
ケースサイズ |
44.2mm |
防 水 |
3気圧 |
ストラップ |
アリゲーターレザー |
ジャンピングセコンド表示による
究極の高精度を体感する
3つの重なり合ったサークルが印象的な「リヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンド」は、発表から9年を経た今日においても、その精緻なメカニズムとエレガントな魅力は少しも色褪せてはいない。その新作は18Kホワイトゴールドのケースにピンクゴールドのダイアルをマッチさせた世界限定100本の希少モデルである。
最大の特徴は時刻表示の最小単位「秒」が主役となっている点だ。これは一定のエネルギー供給を実現した動力制御メカニズムによる1秒ごとのジャンピングセコンド表示と、時刻合わせの際に秒針が瞬時に帰零するゼロリセット機構によって時計の歩度と表示の精度を極めたことがベースにある。
さらに時と分のサークルが重なる三角形の部分には、パワーリザーブ残量が10時間を切ると表示が赤に変わってゼンマイを巻き上げる必要があることを知らせてくれる機構も搭載。
サファイアクリスタルのケースバックからは、390個の部品で構成されたA.ランゲ&ゾーネ自社製造の手巻きムーブメント「Cal.L094.1」が観察可能。そこでは動力制御ゼンマイが1秒ごとにツインバレルから新しいエネルギーを受け取って輪列に伝達する様子を見ることができる。
これほどまでに精緻なメカニズムを搭載しながらも、ケース径は39.9mm、厚さ10.6mmというスリムなサイズを実現。高い精度だけでなく、エレガントで美しいプロポーションと快適な装着感も兼備している。
- MODEL DETAIL -

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リヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンド
品 番 |
252.056 |
ムーブメント |
手巻き |
パワーリザーブ |
42時間 |
ケース素材 |
18Kホワイトゴールド |
ケースサイズ |
39.9mm |
防 水 |
3気圧 |
ストラップ |
アリゲーターレザー |
文:名畑 政治
Text: Nabata Masaharu
1959年、東京生まれ。80年代半ば、フリーライターとして取材活動を開始。90年代からはカメラ、時計、万年筆、ファッションなどを題材に、メンズ誌・情報誌で取材・執筆。94年から毎年、スイス時計フェア取材を継続中。2009年からは時計専門ウェブマガジン「Gressive」の編集に携わり、2015年、Gressive編集長に就任。著書に「オメガ・ブック」、「セイコー・ブック」、「ブライトリング・ブック」(いずれも徳間書店刊)、「カルティエ時計物語」(共著 小学館刊)などがある。
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